BUND STORY
ブドウの果樹剪定枝を利用した、新しい取り組み
鶴岡市は果物の生産も盛んで、その中でもブドウは、生産量第三位を誇ります。そんな中、ブドウ農家では、特有の問題がありました。果樹の剪定作業を行う際、大量の剪定枝が発生し、処理に困っているとのことでした。普段は焼却所に運んで焼却する手法をとっていたそうですが、剪定枝の量は軽トラック10台分以上にも及ぶため、相当な手間とコストがかかるとの話でした。
そこで鶴岡高専の学生達は、そんなブドウの果樹剪定枝をどうにか有効活用できないかと考え、研究チームを立ち上げました。様々な木材との特徴を比較し、研究を重ねた結果、スモークチップとして活用するのが効果的だとの結論を得ました。
研究結果を基に、ブドウの果樹剪定枝を利用した鶴岡市独自のブランド商品「BUND STORY」を作ろうというプロジェクトが立ち上がりました。これが「つるおかFTVブランド」の始まりです。
このプロジェクトは「鶴岡市ビジネスプランコンテスト ビジネスアイデア部門」において、優秀賞をいただきました。弊社でも「2017年 オクトーバーフェスト」にて特別ブースを設置し、プロジェクトの紹介をさせていただきました。
「BUND STORY」のPV
2017年の年末に、ギフト商品としての販売を目的として、ハムとベーコンのセットを作成しました。
プロジェクト実現にあたって、弊社は製品の加工、包装、梱包を担当しました。ブドウ独特の甘い香りと素材の旨味を引き出す製法。オール鶴岡産の食材を使用した、唯一無二の製品が完成しました。
このプロジェクトは、本来処分されるはずだったものを有効活用するという、循環型社会への実現に繋がる試みでもあると考えています。弊社はこれからも、学生たちの夢を応援するとともに、地元の食文化の発展、また、循環型社会の実現のために尽力いたします。